数多くの化粧品メーカーがクッションファンデを手がける中、ついにあのセザンヌからクッションファンデがデビューしました!
セザンヌのアイテムといえば低価格はもちろん、高品質なものが多いため今回もとても期待しておりました。
パッケージを見ると「薄膜カバー」「艶肌」などの記載があり、第一印象はナチュラルメイク系かな?という感じ。
本記事では「セザンヌクッションファンデーション」を実際に1ヶ月以上使用している私が写真を交えて、製品の特徴や良い点、気になる点などをお伝えできればと思います。
基本情報
メーカー | 株式会社セザンヌ化粧品 |
発売日 | 2023年3月10日 |
価格 | 1,078円(税込) |
容量 | 11g |
クッションファンデーションで1,000円ほどの価格のものには、なかなか出会えません…!!!
しかもケースとレフィルのセット。
大変ありがたいです。
色味は現在、下記の3色となっています。
・00 明るいベージュ系
・10 明るいオークル系
・20 自然なオークル系
私は00 明るいベージュ系を使っています。
色味に関して、実際に使用して感じたことは
“見た目より暗めのトーン“ということでした。
これは口コミでも何件か確認しています。
私の肌の色は明るめなのですが、普段ファンデーションを購入するときは自分の肌色よりも少し落ち着いた色を選ぶようにしています。
明るいと血色が悪く見えるようで、職場で「顔色悪そうだけど大丈夫?」と声をかけられたことが何度かあります笑
セザンヌのクッションファンデを購入前にテスターで使用してみたのですが、当たり前のように中間色を手に取り(10 明るいオークル系)、少しつけてみました。
ですが、思った以上に私の肌色との差が出てしまい、不自然に感じたため一番明るい00番に変更。
こちらも軽く塗って見ると私の肌色にとてもよく馴染みました!
ブルベさんや明るいトーンの方は00 明るいベージュ系がおすすめです。
私より肌の色がやや暗めトーンの母も、私と同じ00 明るいベージュ系が一番合っていました!(本人が一番驚いていた)色のトーンや黄味・青味の濃淡にもよるかと思いますので、あくまでも参考にしていただければと思います。
また、セザンヌ クッションファンデーションの注目したい大きなポイントを2点ご紹介させていただきます。
POINT① 石けんでオフすることが可能
一般的なクッションファンデーションは肌への密着度が高く、また油分が多いため、しっかりとクレンジングでオフしないと必ず残ってしまいます。(しかもミルクタイプなどのマイルド系ではなく、オイルなどの洗浄力が強いもの)
肌への負担がかかりやすいため、毎日使用することは個人的には不向きかと思っています。
ですが、セザンヌクッションファンデーションは石けんのみで落とすことができるのです!
衝撃すぎて革命かと思うレベルです。
クッションファンデーションは石けん落ちのものが少なく、ミネラル系で落とせるものはあるのですが3,000円以上〜7,000円代のものとなるので、少しお値段が高くなっていきます。
セザンヌ クッションファンデーションは肌弱&乾燥肌の私がまさに求めていたものでした。
左画像はファンデーションを塗った後に、泡石けんをのせたもので
右画像はそれを肌へ馴染ませたものになります。
写真ですと少し分かりづらいのですが、泡の色がベージュに変色しており、ファンデーションが落ちていることが確認できました。
「石けん落ち可能」なものでも、ごくたまにですがモノによっては全然落ちていないことがあるんです。
他のメイクを重ねてない単体使いでさえ、全く落ちてないこともあります。
メイクがしっかり落ちていないと毛穴に化粧が詰まって炎症を起こしたりしますので、洗浄はとても大切ですよね。
セザンヌ クッションファンデーションは石けんのみでしっかりと落ちるので安心して使用することができました✨
POINT② UV対策もバッチリ
さらにさらに。
セザンヌクッションファンデーションの紫外線対策もすごいのです。
なんと「SPF50 PA++++」ありますので、夏の紫外線が強い時期でもしっかりとお顔を守ることができます。
価格、石けん落ちだけでも満足なのに、紫外線対策までバッチリできてしまうなんて!!(紫外線吸収剤不使用となっております)
紫外線対策の効果を発揮するには、ファンデーションをお顔全体にしっかりと塗ることが重要です。薄く塗りすぎてしまうとUV対策ができませんので、おでこや鼻、高い位置の頬あたりは特に日焼けしやすいので丁寧に塗るようにしましょう。
また公式サイトにも記載がありますが、ファンデーションは数時間おきに塗り直すことを推奨しています。外出時間が長い場合や直射日光に浴びることがある場合は少し面倒ではありますが、しっかりと塗り直しすることが大切です。
日焼け止めに記載されている「SPF」「PA」について簡単にご紹介します。
・SPFは肌が赤くなる日焼け(サンバーン)の原因となる、UVBを防ぐ指標
・PAはシミやしわの発生と関わりがあるとされるUVAを防ぐ指標
クッションファンデの注意点
クッションファンデーションを使用する上で、少し気に留めておいた方が良いと感じたことをいくつかお伝えできればと思います。
1つ目は先ほども少し書きましたが、色味についてです。
皆さんはクッションファンデーションを購入するとき、テスターは使っていますか?
ご時世的なものや、元より他の方も使用していることがあるので気になるかと思いますが
私はクッションファンデだけはテスターを使うようにしています。
なぜかというと、色味の失敗をしてしまうことが多いからです。
パウダーファンデーション、プレスファンデーション、リキッドファンデーション等はたいてい、テスターなしで自分の肌色と合ったものを購入できるのですが、クッションファンデーションは別格。
メッシュ生地に入った液体の色味がわからず、全く肌の色と合っていないものを購入したことが数回あります。(一度で学ばないのが人だから。。)
今はYouTubeやInstagramでスウォッチしたものを見ることができますが、動画や画像ですと色の加工をしているものが多いため、実物の色味と異なることがほとんどです。
できれば、ご自身の目で確認された方が納得のいくお買い物ができると思うので、クッションファンデーションに関してはテスターの使用をオススメします。
2点目に、メイク崩れが激しいことです。
クッションファンデは油分が多いため、脂性肌タイプさんが使用するとテカる・ヨレる・崩れるの3大萎えにやられてしまいます。混合肌タイプさんも同様です。
またテカリ防止という機能があっても、クッションファンデーションは肌への密着度が非常に高いため、笑ったりすると目尻のシワやほうれい線のシワが大変なことになってしまいます。
これを防ぐには、ファンデーションを薄く塗ることやクッションファンデーションの上からパウダーファンデーションを重ねて、肌表面をサラッとした状態にすることが大事かと思います。
そして最後に、肌荒れしやすい(気がする)点です。
これは確実にそうであると言い切れないのですが、個人的にはクッションファンデーションを使う頻度が高い時は肌荒れする頻度と比例しています。
おそらく、先述しているようにクッションファンデの油分の多さや肌への密着度の高さなどから、肌表面の毛穴という全毛穴にしっかりと入り込んで防いでいる感じがするので、クレンジングをしっかりしているつもりでも落としきれていないのではないかな?と考えています。
クッションファンデが好きなので色々なものを持っていますが、結構な割合で使用後の肌荒れに悩んでしまいます。それもカバー力が強いものほど肌荒れしやすい。。
対策としては当たり前のこととなりますが、丁寧なクレンジングを心がけることです。つい面倒で適当にしがちなメイク落としですが、乳化も含めてきちんと落としていくことが大切だなぁと感じました。(特に皮脂が分泌されやすいTゾーンあたり)
注意点ではありますが、どれも適切に扱えば問題ないことですので、頭の片隅に入れていただければ嬉しいです☺️
成分
セザンヌ クッションファンデーションの成分は下記になります。
水、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、シクロペンタシロキサン、グリセリン、DPG、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、BG、ペンチレングリコール、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、(アクリレーツ/ジメチコン)コポリマー、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジステアルジモニウムヘクトライト、フェノキシエタノール、クエン酸Na、塩化Na、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン、ステアリン酸、水酸化Al、トコフェロール、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、アルミナ、グリシン、ジフェニルジメチコン、スクワラン、セラミドNP、ベルガモット果実エキス、ヒアルロン酸Na、アーチチョーク葉エキス、酸化チタン、酸化鉄、マイカ
成分には5種の美容液(スクワラン、セラミドNP、ベルガモット果実エキス、ヒアルロン酸Na、アーチチョーク葉エキス)が配合されており、高保湿オイルも入っております。
また、無香料、無鉱物油、アルコールフリー、パラベンフリー、紫外線吸収剤不使用というのも特徴です。
紫外線吸収剤とは、紫外線を吸収し、熱や赤外線などのエネルギーに変化させて放出することで、紫外線が皮膚に届くのを防ぐものです。
化学反応を起こして紫外線を吸収することから、敏感肌さんや合わない体質の方には肌への刺激となり、肌荒れすることもあります。
私は反応してしまうタイプのようで、紫外線吸収剤使用の日焼け止めを使用した時、腕が赤くなりかぶれてしまったことがあります。(めちゃくちゃ痒かった)
もちろん、その成分が悪いというわけではなく、体質的な問題ではあるものの
紫外線吸収剤不使用というのは、個人的には嬉しいです。
実際に塗ってみた
手の甲に塗ってみました。(※画像は明るさ等一切の加工をしていません)
左画像のように1点だけ塗ると目立つ気がしますが、右画像全体で塗るととても自然に見えます。
素肌に薄いベールをのせたような、とてもナチュラルな肌になりました✨
厚塗り感や重さを感じないため、
重ね塗りをしても崩れやすさやお面のような感じはありませんでした。
クッションファンデを塗るタイミングは、スキンケア後、軽く油分をティッシュオフしてから塗ることがオススメです!
乳液やクリームなど油分の多いものの後に塗ると、すぐにヨレてしまったりメイクが崩れる原因となりますので少し抑えてあげると良いと思います。
パッケージに記載してある「艶感」についてですが、私自身は特に感じませんでした。
メイクの塗り方が正しくないのか、肌質なのか、、
艶感が欲しい方はファンデーションの後のパウダーを少量にした方が良いかもしれません。
個人的におでこらへんはツヤツヤに見えます。
クッションファンデーションの付属のパフはこんな感じ↓
パフのサイズは直径約5.5cmで、厚みは約5mm。
個人的には程よい大きさで、私の指ですと3本入ります。
しずくのような形をしていているので、小鼻や目元など細かい部分にフィットして、とても塗りやすいです◎
メイクパフは肌との接触があるため、私たちが思っている以上に菌やカビだらけなんですよね🦠(良いか悪いか、目には見えないのでわからないですが。。)
本来であれば使用毎に洗うことが良いみたいなのですが、なかなか難しい&忘れてしまうので、私の場合は2〜3回使用したら洗うようにしています。
パフを洗う時はクレンジングをパフ全体に馴染ませ、揉み込み、ぬるま湯で乳化させながらやさしく落としていきます。
その後、石けんを使ってクレンジングと同様に洗っていきます。
お肌の調子が悪い理由に、「汚れているパフを使用しているから」があります。
スキンケアや食事、ストレスなどに気を遣っているのになぜ肌が荒れてしまうのだろう?と思う方は、パフだけでなくブラシなどメイクツールの洗浄を心がけた方が良いかもしてませんね。(私自身の戒めとして笑)
良い点と気になる点
個人的に感じた、セザンヌクッションファンデーションの良い点と気になる点を下記にまとめてみました。
◎良い点
・簡単に素肌感のあるナチュラルメイクができる
・薄膜で厚塗り感がない
・石鹸で落とすことができ、肌への負担が少ない
・UV効果が高い
△気になる点
・カバー力は弱い
・テカリ防止ではないので肌は少しテカりやすい
・艶感は感じにくい
最大の特徴は「薄膜で厚塗り感のないナチュラルメイクができる」ことかと考えています。
クッションファンデーションはカバー力の高いハイカバータイプが多く、若干厚塗り感が出てしまうので、少し不自然な肌になりやすいことがあります。
セザンヌクッションファンデーションには、その厚塗り感がない素肌の延長線上的な肌みせができるため、学生であったり、濃いメイク厳禁の職場、薄いメイクで参加するような場面には非常に向いていると感じています。
反対に、難点として挙げられるのは、そのナチュラルメイクであることです。
素肌感のある肌に見える分、カバー力はとても弱いです。
シミやそばかす、赤みなどは隠すことができませんので、コンシーラーで隠す必要があります。
ハイカバータイプなら隠せそうな薄らとしたシミやそばかすなどは、セザンヌクッションファンデーションではカバーしきれない可能性が高いです。
また、テカリ防止成分はありませんので、暑い季節や脂性肌タイプさんにはやや不向きかと思います。対策としては、テカリ防止用にフィニッシュパウダーを上から重ねることをオススメします。
良いところもあれば少し気になるところもありますが、自分が何を求めているかによって、ほしい度合いが変わってくるかと思います💪
最後に
ファンの多いセザンヌから出た待望のクッションファンデーション。
ナチュラルメイクが好きな方や紫外線対策をしながら手軽にファンデーションを塗りたい人、またクッションファンデーション初心者にぴったりなアイテムです。
私は3月下旬頃に購入し、ほぼ毎日使っているのですが、朝のバタバタ時間でもサッと塗ることができ、きれいな素肌に見えることもあり大変重宝しています。
特に在宅勤務時には大活躍です。
メイクしたいけど家にいるのに肌に負担をかけたくないので、石けん落ちするクッションファンデは最高です。
今現在、肌トラブルもなく使い心地も抜群なのでリピートしようと思っています。
テカリ防止タイプが今後発売されたら100%買うこと間違いなしです。
最後まで見ていただき、ありがとうございました!🍀
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