30代におすすめウッディ&バニラ系香水の「ジバンシィ パイ オーデトワレ」。
普段香水をあまりつけなかった夫がどハマりし、使い始めて2年で現在3本目突入です(写真あり)。
何度嗅いでも飽きることのない、うっとりするような香りは女性ファンも多いです。
夫には「一緒にお出かけする時は付けて!」と頼むほど。
「ジバンシィパイ」について
はじめに、ジバンシィ パイについての基本情報をお伝えします。
基本情報
原産国 | フランス |
容量 | 50ml または 100ml |
調香師 | アルベルト・モリヤス |
インテンシティ(香りの強さ) | 一番強い |
伝説の調香師、スペイン出身のアルベルト・モリヤス(Alberto Morillas)が手がけています。
ブルガリ、グッチ、カルバン・クラインなどラグジュアリーブランドの香水を世に送り出してきた”調香の神”とも言われており、ハイブランドの香水を使ったことのある方は彼の作品を手にとっているであろう有名な方です。
Givenchyといえば、4Gロゴが非常に特徴的ですね。
設立者のユーベルト・ド・ジバンシィは『ティファニーで朝食を』でオードリー・ヘプバーンが着用した黒いドレスをデザインしています。
ジバンシィパイの香水濃度は5〜10%の「オーデトワレ」で、香りの持続時間は2〜4時間と言われていますが、朝つけても夜まで香りは残っています。
夫が朝に香水をつけて出かけた時はウッディ&スパイシーなキリッとした印象ですが、夜帰ってきた時はしっとりとした甘さのあるダンディな男性になって帰ってきます。
香水の面白いところは”一個何役“もあるところ。
同じ香水を使っても、付ける人の元々の匂いや体臭によって変化し、いろんな表情を見せてくれるところが魅力的です。
ノート(香調)について
香りの種類を表す分類のことをノート(香調)といいます。
フローラルノート、シトラスノートなど様々な”ノート”があります。
香水には何種類もの香料が組み合わさっており、各香料によって揮発温度が違うため、時間の経過とともに香りが変わっていきます。
ジバンシィパイのノートは以下になります。
トップノート | ローズマリー、マンダリン、ガルバナム(輝き、高揚し、煌めく新鮮さ) |
ミドルノート | アンフィニウム(異なる香りが共鳴し、強く繊細な印象) |
ラストノート | ベンゾイン、ガイアック(πのオーラ、官能、静けさ、暖かさの広がり) |
人によってはトップノートのマンダリンから「フレッシュな柑橘系さ」と表現されますが、
私個人では全くフレッシュさは感じません。
潔いほど最初からスパイシー&ウッディさ全開です。
なぜ30代におすすめなのか?ジバンシィπのイメージ
ノート(香調)を見たところで、あまりジバンシィパイのイメージができる方はいないかと思います。
私個人&女性側の意見となりますが、ジバンシィパイに対する正直な第一印象は「大人の男性」です。
スパイシー&スモーキーさから大人の男性を、
しっとりとした甘さから艶やかな色気を感じます。
(特に色気が爆発します。これはもう言葉じゃ表せないんです。。)
人によって「大人の男性」に対するイメージは異なりますが、
私の中では「落ち着き」「余裕」「セクシー」と言う点が大人の男性を想像する上では十分であり、それがまさにジバンシィパイになります。
30代におすすめの理由は「大人の男性」を軸に持ちつつ、軽快なフットワークがあり、甘さ、ジューシーさ、やわらかさなどの若さも兼ね備えている魅力的な香りだからです。
40代、50代になるともっと落ち着きのある、渋くてダンディな香りが合うかと思います。
バニラ系の甘い香りは合わなくなるのです。
ジバンシィパイは30代こそちょうど良いのです。
20代の頃の自分だったら付けない香りだと思います。
30代になって仕事もプライベートも少し落ち着いてきたからこそ似合うようになったかなと感じています。
逆を言うと、若い方にはこの渋さがマッチしないのでおすすめはしません。
学生の方や20代前半の方でしたらもっと若々しさのある香りが良いかと思います。
年齢的な若さではなく、フレッシュに見られたい30代の方にもこの香水は合わないと考えています。
ジバンシィパイの「π」の意味と夫にプレゼントした理由
ジバンシィパイの名前にある「π」の意味については下記の記載がありました。
π…終わりのない無限の数。多くの意味に満ちた、人間の知性にとって終わりのない挑戦を意味します。
「無限よりもさらに遠くへ」人類の歴史の中で新しい発見のために、そして人類の発展のために常に知識や才能に挑戦し続けるチャレンジャーに捧げる香りです。
甘いアロマが暖かなπのオーラを作り出します。
公式サイトより
これを読んだときは、あまりにも壮大すぎて「宇宙すぎる」と思わず突っ込んでしまいましたが、あながち間違っていませんでした。
ジバンシィパイの香調には「コズミック・ウッディ」とあります。
コズミック(cosmic)、すなわち”宇宙“を意味します。
「無限よりもさらに遠くへ」というように、未知なる可能性を信じ、チャレンジしていく人へ捧げるこの強き香りは、ジバンシィパイのコンセントと合致しているなと感じています。
また、私がなぜこのジバンシィパイを普段香水をつけない夫にプレゼントしたかについて少し書こうかと思います。
初めてこの香水を見つけた時、ボトルの美しさと香水の色に思わず目を奪われました。
美しさ代表のアクセサリーや宝石類、ブランド物をあまり持っていない私ですが、この香水だけは「絶対に欲しい!夫ちゃんに合う!」と感じました。
価格は諭吉さんとサヨナラするくらいですので、私にとっては決して安いお買い物ではありません。(容量100mlの方)
私が気に入ったところで夫が気に入ってつけてくれないと意味がないので、購入前にジバンシィパイについて調査。
口コミだけを見るのではなく、ブランドの想いやどんな人がこの香水とマッチするのか想像しました。
πの説明にもある「知識や才能に挑戦し続けるチャレンジャーに捧げる香り」という言葉とこの香水の美しさが野心と向上心のある夫にまさにピッタリだと感じ購入を決意しました。
普段はそこまで考えずに購入しますが、ジバンシィパイの持つ「高貴さ」「神々しさ」のようなものに惹かれていたのだと思います。
夫が使わなければ私が使えばいいやと思いましたが、激ハマりしてくれて良かったです。
現在3本目(100ml)に突入し、写真の通りもうすぐでなくなりそうです。
初めての方は50mlがおすすめ。
写真で見るジバンシィパイ
香水上部にあるゴールドの金具部分は香水を使うときは前後にパタンと倒れます。
不思議な半円はコロッとしていて少し可愛いらしさがあります。
ゴールド部分も容器も、使っていくうちに少し錆びれたり、擦れたりします。
「汚くなったな」「見た目が悪いな」などは一度も思ったことはありません。
むしろその見た目の変化はビンテージ感があり、デニムや革のように味わい深いものになります。
凸凹とした無骨で歪みのあるデザインの三角形とはなかなか出会えない。
厚みのあるガラスから重厚感が漂います。
どのアングルも美しいジバンシィパイ。
これは100mlのものですが、私の手で持つと少し大きいです。
重さもあるので手の小さい女性が持つのは少し一苦労。
インテリアとしてもかっこいい。
木材のような温もりや安らぎのあるものに置いてもマッチするし、
コンクリートや大理石のようなクールさ、ラグジュアリーさのあるものに置いても合います。
洗面台の近くはもちろん、ワークスペースや棚においてもおしゃれです。
見てるだけでテンションがあがるので、
ご自身の好きな場所・落ち着く場所・気持ちを高めたい場所においてみると良いかと思います。
ジバンシィパイの大きさについて、私が採寸したところ100mlタイプは上部の金の金具から容器下までの長さは約14.5cm、幅は約8.5cmでした。
ジバンシィパイに向いてる人・向いていない人
ジバンシィパイの香水が向いてる人(似合う人)と向いていない人(似合わない人)について、下記にまとめました。
◎向いてる人(似合う人)
・高級感のある香りをつけたい
・大人な30代を目指したい
・香りだけでなく、見た目も楽しみたい
・強めの香りが好き
×向いていない人(似合わない人)
・フレッシュなイメージにしたい
・ウッディ系やバニラ系の香りが苦手
・強めの香りが苦手
「好みの香りか」「強い香りが好きか」がジバンシィパイを使用する上でのベースになるかと思います。
人からどんなイメージを持たれたいのかも香水を選ぶ上では重要になってきますが、それ以前に「自分がその香りを好きか」が大切です。
実際の匂いを確認しないとわからないかと思いますが、ウッディ、スパイス、バニラの香りが好きであれば、私は強くおすすめします。
芳醇で香り高いジバンシィパイは、自分だけでなく多くの人を魅了します。
ぜひ使っていただき、ワンランク上の自分、上質な日々を実感していただきたいと思います。
ここでバニラの香りについて少し。
ジバンシィパイの残り香の「バニラの香り」はとても印象的です。
男性の中にはこのバニラの香りが苦手な方もいるかもしれません。または甘ったるい・重いイメージから少し使うのをためらう方もいるのではないでしょうか。
バニラの香りと一口に言ってもチープなものからラグジュアリーなものまで匂いは様々です。
私自身バニラ系香水が大好きなのであらゆる香水を使ってきましたが、「安い香り」「高い香り」が存在します。
多くは価格に比例しますが、必ずしも安いから安っぽい香り、高いから高級感のある香りではありません。
中には安くても上質な香りのするもの、高価なわりにチープな香りのものもあります。
ジバンシィパイのラストノートに使用されているバニラの香りは、チープなものではなく、
洗練された気品高い上質な香りになります。
その香りは男性が使用されても全く違和感なく、むしろ優しさや包容力を感じさせてくれます。
バニラの香りが苦手な方も一度トライしてみてはいかがでしょうか?
バニラの香り=女性がつけるものと考えていたので、一度も付けたことがありませんでした。
ジバンシィパイのバニラの香りはスパイシーさも少し残るので男性でも付けやすいです。
キツイと言われる匂い
ジバンシィパイの香りをネットで検索すると「匂いがキツい」「強烈」という言葉を見ることがあり、購入を考えている人や初めて使う人が見たら少しためらってしまうような気がします。
ジバンシィパイの香りは、強いです。
公式サイトに記載のインテンシティ(香りの強さ)はジバンシィの香水の中では一番強い香りとなっています。
しかし、「匂いがキツい」「強烈」と表現される方の中には下記のようなことをしているのかな?と想像しています。
- 香りを強く感じさせる箇所に付けている
- 吹き付ける量が多い
- 香水の容器から直接匂いを嗅いでいる
ジバンシィパイの「π」の説明にもありますが、”チャレンジャー”と言うワードがあり、洗練された香りの中にも強さ、大人の男性を感じることができるのは、この香りの強さが大切であると感じています。
香りが弱く、匂いがすぐに消えてしまうようなものであれば、”ジバンシィパイ”としての大人の男性や魅力が薄れてしまうと思います。
おすすめの香水の付け方
香水をつける時、どこに付けようか迷われる方も多いのではないでしょうか?
どこにどれくらい吹き付ければ良いのか分からないこともあると思います。
一般的に、強く香らせたい場合は
「うなじ」「手首」など上半身につけ、
香りを抑えたい場合は「ひざ裏」「足首」など下半身につけることが多いです。
肌からは20〜30cmほど離してくださいね。
ジバンシィパイを使用する際のおすすめの付け方は「足首」につけることです。
ワンプッシュ思いきり吹きかけるのではなく、
半プッシュほどのほんの少量で大丈夫です。
付け方に正解などありませんが、ジバンシィの場合は香りが強いため、上半身にかけると少し匂いがキツく感じてしまうかと思います。
何年も愛用している本人から言うと、香りが強いと感じるのは最初の頃だけです。
徐々に物足りなく感じるので今では遠慮せず首元にかけています。そして妻から「かけすぎ!」と注意されます。
Givenchyはラグジュアリーブランドですので、少々お値段は高いものの
少量で1日香りが持続することを考えるとコスパはかなり良いと思います。
使用シーンと季節
TPOに合わせた使い方を心がける
ジバンシィパイだけでなく、香水全般を使用する際はTPO(時間・場所・場面)に応じて使い分けをします。
◎合うシーン
・お出かけ
・デート
・ナイト
×合わないシーン
・ビジネス
・冠婚葬祭、オフィシャルな場
・飲食店
・病院
・人が密集する場所
合うシーンとしては、お出かけ、デート、夜の場面になります。
ジバンシィパイの香りを嗅ぐと、「夜」を連想する方が多いのかなと思います。
この香水は最初はスパイシーなウッディ系でピリッと強めの印象ですが、時間をかけてうっとりと包み込むような甘さのあるバニラ系の香りへと変化します。
雰囲気のある場所、おしゃれなレストランでディナー、シックなバーなどが似合いそうな香り。
女性ウケの良い香水なので、デートや気になる方とお出かけする時はぜひ付けて欲しい!!!
若い人(20代前半くらい)にはややダンディ過ぎて”年上感”を与えるかもしれません。
合わないシーンに「ビジネス」をあげていますが、もちろん絶対ではありません。
上記にもありますが、「夜」のイメージが少しあるので遊び感が少し出てしまう点に気をつけていただきたいです。
少しお堅い企業であればやめたほうが無難かと思いますが、問題なさそうな会社でしたらほんのり付けるくらいであれば大丈夫かと思います。
正式な場では香水自体付けるのはおすすめしません。
例えば、葬式や結婚式などそれぞれ主役がいらっしゃるので、自分が主役とならないようにしましょう。
意外とやってしまう、飲食店。
お店にも寄りますが、お寿司屋さんや料亭で香水がムワッと匂ってきたら、せっかくのお料理が台無しになります。
お店に合わせて香水の有無を考慮しましょう。
忘れていけないことは、香水は使い方や場面を間違えると人を不快に感じさせることができてしまう点です。
よく「あの人の香水キツいよね」「エレベーター乗ったら〇〇さんの匂いがした」など耳にすることがあります。(特に女性は匂いに敏感な方が多いです。女性の嗅覚細胞は男性の1.5倍なんていう研究結果も出ています。)
しっかりと吹き付ける量や場面の使い分けをして、香水を楽しみましょう!
季節によって香水を変える
香水にもそれぞれに合った季節というものがあります。
「季節外れな香水」なんてありませんが、
せっかく香水をつけるなら季節によって使い分けるのもさらにたのしむ事ができるのでオススメです!
春 | フローラル系、ローズ系、グリーン系、シトラス系 |
夏 | 石鹸系、ミント系、柑橘系、マリン系 |
秋 | ウッディ系、スパイス系 |
冬 | バニラ系、ムスク系 |
皆さんがすでに持っている春夏秋冬のイメージとなんとなくは近いのではないでしょうか。
春夏は爽やかで香りの弱いものを、秋冬は甘さと辛さのある香りが強いものを選ぶ事が多いです。
春夏は気温が上昇するので私たちの体温も上がります。
その際、体臭や汗と混じっても良い香りなのは春夏向けの爽やかな香水になるかと思います。
秋冬になると気温は低下し、体臭や汗が出にくい(実際は出ているが人間の鼻ではわからない)ので、少し重めの香りが合います。
汗っかきな私は夏場はジバンシィパイの使用を少し控えています。
自分の汗と強めのウッディ、バニラの香りで新しい香りを生成してしまうことに気づきました。
もちろん1つの香水をオールシーズン使うのもアリです。
例えば、自分といえば〇〇の匂い!というように相手に印象付けることもできますから、その香水の匂いがすると、あなたを思い出してくれるかもしれません。
また、香水はセルフイメージを簡単に変えられる事ができます。
先述の通り、ジバンシィパイの場合は「大人の男性」「落ち着き」「余裕」「色気」などを連想させてくれますので
自分がなりたいイメージと近ければ一度使ってみると良いかと思います。
最後に
ラグジュアリーな香りに定評のあるジバンシィパイ。
夫が使い始めて3年ほど経過していますが、香り高い豊かな匂いに全く飽きることはありません。
むしろ、日々好きになる感覚だそうです。
おうち時間が増え、家での時間を大切にするようになった今、自分の気持ちをあげてくれるものがこのジバンシィパイになったと言います。
妻の私から見ても、この香水は夫の持つ雰囲気に非常に合っていると感じていますし、何より、私の方がジバンシィパイの香りが好きすぎて1日1吸いはしています。
「女性にモテたい」「積極的になりたい」「振り向いて欲しい人がいる」という方にもジバンシィパイはおすすめです。
いつもと違う印象になりますので、このジバンシィパイの香りがあなたをサポートしてくれると信じています。
Baboo
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